概要

【設立年月日】

昭和29年7月29日

【認可番号】

愛知第242号

【理事長】

渡邊 好雄


沿革

 元海部郡鍋田村一円を受益地とする水土里ネット鍋田は、旧鍋田村の各地域単位に1工区として、用排水を分離するため区画整理事業の施行を目的とし、昭和29年7月29日に設立しました。その後、昭和63年度に稲山工区を地区編入して現在の区域となっています。


あらまし

 位置は、名古屋市西方約8km、近畿日本鉄道弥富駅の南方約8kmに位置します。

 地域は、尾張平野の西南端で、東は筏川、西は鍋田川、木曽川、南は伊勢湾、北は筏川に囲まれた瓢箪形の地域で、中央部の南北に西尾張中央道、東西に国道23号線と伊勢湾岸自動車道が走り、交通手段に非常に恵まれた地域です。

 この地域一帯は、木曽川の氾濫によって造成されたデルタ地域で、江戸時代から昭和にかけて開発されたところです。

 地域の排水は、鍋田川から伊勢湾に自然排水されることもありましたが、東南海地震(昭和19年)による地盤沈下を契機に全地域が海抜0メートル以下の地域となり、自然排水が不能となり、機械による強制排水に頼らざるを得ない地域となりました。

 用水状況は、木曽川から馬飼頭首工より取水し、海部幹線水路を経て当水土里ネット管内に入り、筏川西岸用水路及び鍋田用水路によりそれぞれの地域へ用水施設により灌漑を行っています。現在、老朽化した農業用水路(パイプライン)を県営特定農業用管水路特別対策事業により順次更新しています。

 排水状況については、県営湛水防除事業等より整備した排水機で伊勢湾等へ強制排水を行っています。現在、老朽化した排水路を県営地盤沈下対策事業等で順次更新しています。

用水機場

 8施設(ポンプ24台)、農業用水路(延長約207km)を管理しています。

排水機場

 7施設(ポンプ16台)、排水路(延長約179km)を管理しています。

 水土里ネット鍋田管内に降る雨、農業用水の落とし水、家庭雑排水及び事業所等からの排水は、排水路を流れて排水機場に集まり、機械排水しています。